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【オナホ文学】 わからせ鬼退治2

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商品スペック

その他 原作:ホットパワーズ

オナホ文学とは



「オナホ文学」とはオナホールに込められた世界観をより楽しむために製作された大人の文学です。

小説?ラノベ?芸術?
いえ、オナホです。
熱可塑性エラストマーです。
大人が作りたがる定義なんて原材料と一緒に加熱してしまいましょう。
 

【今回の対象品】

わからせ鬼退治2~白ギャルの応援ダンスに屈しないが!?~

序章


桃太郎は怒張した。
必ずや、かの、つるぺたつるつるの股間を貫かなければならないと決意した。

この桃太郎は真祖である。
ある時桃の木の下で自我に目覚めて以来、衝動の赴くままに生きてきた。
無数の人間の男を、犬を、猿を、雉を貪ってきた。

真祖は彼以外にも二人いた。
その二人も本能のままに犯し、喰らい、貪ってきた。
だが彼は他の二人には興味も関心もない。
俺の餌に食らいつかない限り、好きにすればいいと思っていた。
というより、後先のことを考える知能がなく、ごく単純にこれまで他の二人に食らいつかなければならないような利害対立がなかっただけというのが真相かも知れない。

しかしそんな彼ではあったが、自分の眷属の消滅については敏感だった。
先日鬼ヶ島を遅い、見習いの鬼たちに返り討ちにあったのは、彼の眷属だったのである。

眷属が桃太郎ではない別の生き物になってしまったことを彼は不快に感じた。
だが眷属たちが桃太郎でなくなる寸前に味わった途方もない快感も知った。
これに桃太郎は、人間の男や犬猿雉の肛門にしか挿入したことのない陽根を屹立させたのである。

桃太郎に、思慮という概念はない。
すぐさま駆け出した。
彼の間近にいた桃太郎どもと、犬猿雉がその後を追おうとした…が。

「イヤァアアアアア! グゥワアアアアアアア!!!!」

見よ。
桃太郎は凄まじい悲鳴サウンズを四方八方に響き渡らせながらその場に倒れ込んだ。

おおジーザス。
彼は屹立した陽根を松の木の枝に引っ掛けてしまったのだ。

桃太郎の陽根からは、凄まじい量の血が吹き出す。
全身の血が局部に集まっていたのだから、その血が一気に噴出するのは輪廻の環の如く確定されたディスティニーであった。

だが桃太郎の眷属は、彼らの真祖がそこに倒れ伏したのに気づかず、鬼ヶ島への道をひた走り続けた。
彼らは性的な衝動を共有することはできても、互いの個体の痛みを感じ取り、いたわるという心を1ナノグラムも持ち合わせていなかったのである。
 

第一章


「お姉さま、今日もまた桃太郎の話をしてくださいませんか?」

水の見習いの鬼が、年下の鬼たちにせがまれる。

彼女は名もない鬼であったが、先の戦いで桃太郎を征伐した功を認められ、「ミズナ」の名を与えられていた。
同じく雷の見習いには「コマツナ」、獣の見習いには「タカナ」の名が与えられている。
前回適当に設定を練らず「~見習い」で済ませていたがキャラが増えてわかりにくくなったから慌てて名前を付けたとかそういうのではない。
ブッダに誓って。

「桃太郎…桃太郎の何について聞きたいの?」
「それは、桃太郎が私たち鬼とどう違うのかとかです。身体つきとか」

ミズナの周りに集まった年若の鬼たちは、目を輝かせてミズナを見つめる。
桃太郎を倒したミズナたち三人は、彼女らにとっては英雄なのである。

「そうね…桃太郎は、『男』です。異様に逞しい『男』なの」
「男…」

年若の鬼たちは息を飲んだ。

実を言うと鬼には元々性別はない。
生まれた後に自らが望んだ性になれるのだ。
最初に桃太郎の襲撃を受けた時には、村には男の鬼もいた。
だが男の姿で桃太郎に相対するのは、あまりにも危険である。

このため、今はなき長老の指示により、鬼ヶ島の鬼たちは、皆女の姿になった。
それ以降、鬼たちは子孫を増やす必要に迫られた時だけ一部が一時的に男の姿になり、ことが終わるとまた女の姿に戻っていたのだ。

それ故、年若の鬼たちは、男というものを見たことがない。

「逞しいってどういうことなんでしょうか? お姉さま」

生まれてこの方男というものを見たことがない年若の鬼たちには、「逞しい」という概念すら理解できなかった。

「逞しいというのは…そう、肩幅が広くて、胸がこう厚くて…」
「胸が厚いというのは、大師匠様のようなぼいんぼいーんのこと?」

大師匠とは、長老なき後鬼ヶ島の鬼どもを率いてきた桃壱と呼ばれる鬼のことである。
桃壱は自分の意思で自在に姿かたちを変えられるが、最近は成人女性の姿を取ることを好んでいた。
そのバストは豊満である。

「ち、違うの、そうじゃなくてね、筋肉が…」

ミズナは思わず両手を拡げ、胸に筋肉を集中させようとした…が、拡げた手の先が、何物かに当たった。

「ん…なんだか分厚い筋肉のような」

当たった手の先を見て、ミズナは驚いた。
何たることか!彼女の手が当たっていたのは、桃太郎の胸板だったのだ!

「も…も…桃太郎!」
「ええっ!桃太郎!」

そこには数人の桃太郎と、数十匹の犬猿雉がいた。
ミズナは身を翻し、年若の鬼たちの前に立ち、両手を拡げて彼女らを守る姿勢を取る。

「桃太郎ですって!」

風のようにコマツナとタカナがやってきて、ミズナと同じように年若の鬼たちを守って桃太郎との間に立つ。
ミズナはそれを確かめ、彼女のすぐ後ろにいた彼女の最も信頼している年若の鬼に言った。

「大師匠様を呼んできて。急いで」

言われた年若の鬼は霞のように姿を消した。
それを確かめると、ミズナは腰に帯びた短い刀を引き抜き、構えた。

「そんなんじゃあいつらは倒せないでしょ」

タカナはミズナの横でそう言い放つと、さっと衣服を脱ぎ捨てた。
甘食のような形の乳房の先端で、桜色の乳首が揺れる。
そのバストは平坦であった。
だがそこがいい。

びいぃいいいいいいん!!!!!

タカナが衣服を脱ぎ捨てると同時に、桃太郎の局部が怒張する!
そのあまりにアナコンダめいた姿に、生まれて初めて陰茎を見たにもかかわらず、年若の鬼たちは戦慄を感じた。

しかし同時に彼女らは幼い性器をかすかに濡らしてもいたのだが、この時点でそのことに気づいた鬼はいなかった。

「姉さまあれはなんですか?」

湧き出る好奇心を抑えきれなかった年若の鬼がミズナに尋ねる。

「あれはちんちんよ」

「ちんちん…さっきまでは目立たなかったのに、なぜいきなり大きくなったのですか?」

「タカナの裸を見たからよ。女の裸を見ると、『男』はああなるの」

この説明には実は多少の錯誤が含まれている。
桃太郎がタカナの裸を見て興奮した、というのは事実ではあるが、それはタカナの発育途上の乳房や、毛の生えてないつるつるの股間を見てのことではない。

彼らが何よりも好む肛門が露わになった、と感じたからである。
桃太郎はどこまでも男色家であった。
いや、不自然な生まれ方をした真祖の記憶を受け継ぐ彼らには、「性別」という概念がなかったのだ。

猛り立った己の陽根は、なにか狭くきついものに収めなければならない。
その際彼らが思いつくのは、どんな生き物でも男女の別なく所持している「穴」であった。
人の形をした生き物の半数が、また別の種類の穴を持っていて、それに自分の陽根を挿入できるということを、桃太郎には理解できていない。

いや、全く知らないわけではない。
桃太郎は本能的に女陰を自らの力を失わせる恐ろしいものであるとの意識を、漠然とではあるが持っている。
それは真祖から引き継がれた記憶だ。

端的にまとめて言えば、鬼と桃太郎の勝負は、桃太郎が何より好む尻穴に陽根をぶち込めば桃太郎の勝ち、桃太郎が何より恐れる腟内に陽根を咥えこんでしまえば鬼の勝ち、だということになる。

タカナは桃太郎の反り返った陽根をじっと見つめる。
それは相手の隙きを狙うのと同時に、自らを性的に興奮させ、幼い亀裂に愛液を満たすためでもあった。

亀裂が愛液で満ちていれば、一瞬で桃太郎の陽根を根本まで飲み込むことができる。
あとはひたすら締め上げれば、桃太郎は精液を放出し、無力化する。

タカナはじっと動かず、ただひたすらに桃太郎が隙きを見せるのを待った。
桃太郎が武術の達人であったのなら、彼もまたじっと動かず隙きを見せはしなかっただろう。

だが桃太郎は、陽根から湧き起こる衝動のままに動く化性にすぎない。
何か本能を刺激するものが現れれば、すぐさまそれに反応して動く。

じっと動かなくなった桃太郎のひとりとタカナを見たカラシナは、そっと衣の裾をめくった。
襟を開いて乳房を見せる方が手っ取り早かったはずだが、敢えて手を下に回して裾をめくったのは、一度戦って鬼の行動原理をある程度知ったからであろうか。

「もう一つの尻穴!」

人語を話すことができるなら、桃太郎はそう叫んだことだろう。
だが幸か不幸かそんなことのできる知能を持ち合わせていないこの獣は、叫ぶ代わりに即座に好物、つまりカラシナの尻穴へと飛びかかろうとした。

カラシナは瞬時に飛び上がり、桃太郎はさっきまでカラシナのいた空間を抱きかかえようとしてつんのめる。
タカナはその隙を見逃さず、背後から桃太郎の脛を払う。

どう、という音を立てて桃太郎が仰向けに倒れた。
桃太郎は寝ている。
ブッダも寝ている。
こうなればもうこちらのものである。

「イヤァアアアア!」

気合一閃、タカナは桃太郎の下半身に飛び乗り、思い切り腰を下に降ろす。

「グワァアアアアア!!」

桃太郎が吠える。
童貞を失った瞬間に、人の処女が感じる痛みを、桃太郎もまた味わっているのだろうか。
それとも自分の桃太郎としての存在の危機である、ということを、本能的に知覚したからであろうか。

「ほらほら女の子のおまんこに入れるのは初めてですかぁ? さっきまで威勢が良かったのに大人しくなっちゃいましたねえ。このままだらしなくきったないザーメン出しちゃうんですかぁ?」

タカナは言葉でも責め続ける。
桃太郎はその嬲りに答えることはなく、ぐわあぐわあと叫び続ける。

しかしタカナが言っていることは、なんとなく理解しているらしい。

「こーんなでっかい身体とおちんちんしてるのに、ちっちゃい女の子に跨がられて犯されちゃう気分はどうですかぁ? こ、答えられないぐらい気持ちいいんですかぁ?」

タカナの嬲り文句に、荒い吐息が混じり始める。
大豆のような大きさの乳首が、硬く張り詰める。
タカナもやはり感じていた。

「何が桃太郎ですか!…あっ…あんたなんか…ううっ…ざ、ざこざこのよわよわだってこと、ああんっ…わ、わからせてあげるんだからっ!」

タカナの腰がグラインドを伴いながら激しく上下する。

「わ、わかりましたかっ! あ、あなたはっ…ざ、ざこざこなんですぅっ!…ああっ、あっ、ああーっ!」

鬼の手がそっと、タカナの腰に添えられる。
桃太郎とは思えぬ程、優しい仕草であった。

「ち、違うんです…! た、タカナは…っ! か、感じてなんていませんっ…あっ…い、イきそうとかっ! あんっ…そんなんじゃないですっ…!そ、それより、さ、さっさとイッちゃいなさいっ!…ざ、ざこざこの癖に、し、射精もできないんですかっ!…んあっ、あっ、あああっ、い、イクっ、イクぅううううううっ!」

タカナが叫びつつ背筋を弓のように反らして痙攣する。
それと同時に桃太郎の下半身がびくびくと震えた。
桃太郎の陽根を咥えたまま痙攣するタカナの秘部から、ねっとりと白濁した熱い液体が溢れ出す。

それとともに、桃太郎の身体も縮んでいく。
やがて桃太郎は、17~8歳ぐらいの細身の青年に姿を変えた。

「タカナ…見事です」

タカナの行為が終わるまで、カラシナとともに他の桃太郎や犬猿雉を牽制していたミズナが言った。

「次は、私の番!」

言うなりミズナは衣を脱ぎ捨てる。
タカナよりはやや育ったが、それでもまだ花開くまでは至っていない肢体が露わになる。

「私も!」

カラシナも衣を脱ぎ捨てる。
ボディラインはまだまだ熟していないのだが、そのバストは不自然なほどに豊満である。
いわゆるロリ巨乳というやつである。
胸の前に垂れた髪が乳首の上でちらちらと動く。
その下からピンク色の突起が見え隠れし、理性あるものの理性を吹き飛ばす。
桃太郎は最初から理性がないので、そんなことをしても無駄ではあるのだが。
ちなみにカラシナは別に意識してこういうことをしているわけではない。

「お姉さまたち、私たちも戦う!」

ミズナとカラシナに守られていた年若の鬼たちが、騎乗位にも、いや気丈にもミズナたちに声をかける。
ミズナは振り向き、こっくりと頷く。

「あの犬猿雉を倒して。知恵がないからあなたたちでも倒せるわ」

年若であり、しかも幼女の姿をしてはいるが、彼女たちは鬼である。
敬愛する姉弟子の言葉に勇気百倍し、次々と衣を脱ぎ捨て、犬猿雉に飛びかかっていった。
いやこの場合脱ぐ必要はないように思われるのだが。

ところが!ブッダも照覧せよ!衣を脱ぎ捨て露わになったロリ鬼たちの亀裂を見て、犬猿雉が怯み始めたのである。
隙だらけの動物たちに鬼が投げるクナイが次々と突き刺さり、犬猿雉は獣めいた(獣だが)断末魔の叫びを上げながら次々と倒れていった。

犬猿雉がすべて倒されたのと同じ頃、二人の桃太郎もミズナ・カラシナによって「無害化」された。

「これでひとまず大丈夫。桃太郎たちを連れて大師匠様に報告に行きましょう」

ミズナが言った。

「お姉さま、あの犬猿雉はどうします?」

「うーん。もったいないから食べちゃおうか。みんな!今夜は焼肉パーティーよ!」

ミズナの言葉に、ロリ鬼たちはきゃいきゃいと歓声をあげる。
ちなみにミズナカラシナタカナを含めて全員まだ全裸なのだが、せっかくの肢体を隠すなんてとんでもないので、このことを指摘するのは控えたい。
とにかく筆者としては、一つの豊満なバスト、二つの成長途上のバスト、十数組の平坦なバストを一秒でも長く読者に鑑賞させたい。

…の、はずが。

「な、なにこれっ!」

地鳴りとともに、ミズナたちがいる場所が揺れ始めた。
地震…どころの話ではない。
あたりの空間をシェーカーに入れて巨人が全力で振ったような異変が起こったのだ。

「みんな!」
「お姉さま!」

鬼たちが互いの名を呼びながら手を差し伸べ合う。
だが彼女たちはみんな、空間に生じた裂け目に吸い込まれていったのだった…。

 

第二章


目を覚ましたミズナは、自分がこれまで見たこともないような空間にいることに気づいた。

あたり一面が、ねっとりとしたピンク色の、液体とも気体とも固体ともつかない物質で覆われている。

天井のようなものがあり、そこからはぴちゃぴちゃと透明な液体が雨のように滴り落ちていた。

ミズナは避けようとしたが、避けきれるものでもない。
液体は髪にかかり、乳房にかかり、尻にかかり、腹にかかった。
顔にかかった液体は口に垂れていき、腹にかかった液体はミズナの秘部に垂れていく。

ミズナはまだ裸だった。
ぶっちゃけ言うとこの後またすぐ濡れ場になるから脱がすのめんどくさいなーと筆者が思ったからである(開き直り)。

「…これ…桃の汁?」

口の中に流れ込んできた液体は、甘かった。
かすかな酸味も伴うそれは、確かに桃の絞り汁と同じ味をしていた。

よく見れば、周りの桃色の壁も、桃の果肉のように見えないでもない。

ミズナにはようやく、何が起こったのか漠然とわかってきた。

「桃太郎の真祖…」

この、無数の桃を潰して練り上げたような空間は、恐らく真祖の桃太郎によって作られたものだろう。
真祖は自分の有力な眷属が「無害化」され、桃太郎とは違ったものに作り変えられてしまったことを知覚し、恐怖した。

その恐怖の根源をまとめて、自らが支配するこの桃の果肉空間に転移させたのであろう。

ミズナは強大な桃太郎の気配を感じ取っていた。

「やつは近くにいる…こちらに迫っている」

それも一つではない。多分三つ。
ミズナは現在桃太郎の真祖が何人いるのかを知らなかった。
だが読者はご存知だろう。
この物語における真祖の数は三。
つまりすべての真祖が、この桃果肉空間に迫っているのである。
なんたる過酷なディスティニーであることか。

「あ、あれは…カラシナ」

やがてミズナは、桃色の地面に倒れ伏している全裸の鬼を見つけた。
そのバストは依然として豊満であった。
ミズナはカラシナに駆け寄り、抱き起こした。
カラシナはすぐに目を覚ました。

やがて二人は、さっきまで鬼ヶ島で戦っていたタカナ、ロリ鬼たちのすべてが近くにいることを確かめた。
気を失ってはいたが、全員無傷で全裸だ。

鬼たちは抱き合って喜びあおうとした。
が、全員が感じた強大な殺気が、喜びに水を差す。

幼い鬼の中には、気配に怯えてしめやかに失禁するものもいた。アイェエエエエエ。

ミズナは泣き出したロリ鬼を抱きしめ、なだめ落ち着かせようとした。全裸で。
ロリ鬼もミズナにしがみつく。もちろん全裸で。

ミズナたちがロリ鬼たちをどうにか落ち着かせた時、そいつらは来た。

「グァアアアアアアアアア!!!!」

桃の果肉がぷるぷると震える。
桃太郎だ。ブッダよ守り給え。

(こいつはさっきの連中とは格が違う!)

ミズナは思った。
実際、この桃太郎の体躯は先程ミズナたちが倒した桃太郎よりふた周りは大きく、その陽根のサイズもさらに巨大だった。

(あ、あんなものが入るのかしら)

女の腟内で射精させれば、鬼は無力化される。
真祖といえども例外ではあるまい。
だがどうやってあの桃太郎を倒し、その上に跨って腰を振ればいい?
第一あの陽根はミズナの小さな秘裂に収められるのか?
裂けたりしないのか?

(あ、あそこからは赤ちゃんが出てくるっていうから…その…入りは…するかも…)

しかし気持ちよくなれるのだろうか、とミズナは一瞬思い、そういう想像をしてしまったことに頬を赤らめた。

(これは桃太郎を退治するためにすることなんだから…! 私が気持ちよくなるためにするんじゃないからっ!)

とはいえ、ミズナの股間は濡れている。
本人もそれに気づいた。

(これはさっきの戦いでの残りだから! あのちんちんを見て興奮したんじゃないからっ!)

しかしミズナは意識してしまった。
もう桃太郎の怒張した陽根が意識から離れない。
あのちんちんに貫かれたらどうなってしまうのか。
しかもグラインド付きで激しくピストンされたら…自分の身体は壊れてしまうかも知れないが、同時に無上の快楽に包まれつつ果てることができるのではないか…。

(ち、違う違う違う! 私、そんなエッチな女の子じゃないもん!)

頭でそう否定しても、ミズナの泉はこんこんと愛の液体をほとばしらせ、それはもう膝からふくらはぎへとたらたらと糸を引いていた。

これ以上桃太郎(のちんちん)を見ていると頭がおかしくなりそうなので、ミズナはカラシナとタカナの方に視線をずらした。

「!」

ミズナは驚愕した。

(あ、あの娘たちも、濡らしている…)

二人はミズナ以上に愛液を滴らせていた。

三人ともに、すでに男を知っているのだ。
邪念なしに、桃太郎を倒すという純粋な思いでまぐわったのだが、生身の健康な女である以上、そこに快楽を感じないわけにはいかなかった。
しかも桃太郎、無力化する前はむやみに局部が大きい。
ミズナにはよくわからなかったが、その逸物には多種多様の突起があり、なおかつカリの部分も大きく傘が広がっていた。
つまり誠に具合がよろしい構造になっていたのである。
ミズナたち鬼でなかったなら、箱入りで育った深窓の令嬢であっても、口から泡、股間から潮を吹きながら昇天するようなシロモノであった。

ミズナたち三人の名誉のために筆者は弁護しておくが、彼女たちは決して淫乱ではない。
その彼女たちをして一時的に淫乱にしてしまうほど、桃太郎のアレがご立派過ぎたのだ。

欲望と使命感が頭の中をぐるぐると回る。
このままではおかしくなってしまう。

(大師匠様。ミズナはどうすれがいいのでしょうか…!)

ミズナは思わず桃壱に呼びかけた。
距離が近ければ、鬼たちは互いの意思を通じさせ、会話をすることができる。
だがこのいずこかもわからない桃色の空間で、桃壱と念話を成立させることは不可能だと思った。
だが!

(考えるな。感じろ)

ミズナの心に、直接師匠の声が聞こえた…ように思えた。
それは師匠に助言を求めたいと思ったミズナ自身が自分に言った幻聴のようなものかも知れない。
だがミズナは、(大師匠様も、きっと同じことを言うだろう)と思った。
ならばこれは、大師匠の声だ。

(ミズナ、感じます!)

ミズナは目を閉じて、桃太郎に向かって跳んだ。
大きく脚を開き、そのまま桃太郎の胴に巻き付いて倒そうという企てである。
決して重くはないミズナの体重で、桃太郎が尻もちをついてくれるかどうかはわからない。
だが、ミズナはそうすることによって道が開けると「感じた」。

「!」

桃太郎は自分の目前に、自分にとって最も忌まわしい亀裂が飛んでくるのを見た。
しかもその亀裂は開きかけており、内側から見るもおぞましい液体を溢れさせている。
自分が何よりも好む桃の果肉と同じ色をしているのも癪に触る。

桃太郎はほんの半歩引こうとした。
その絶妙なタイミングで、ミズナの身体が桃太郎の胴に激突した。
桃太郎の巨体がバランスを崩して倒れる。

「はぁあああああああっ!」

倒れた桃太郎に馬乗りになったミズナは、腰を高く掲げて自らの性器の入り口に桃太郎の陽根の先端を当て、そのまま一気に落とした。
処女を失った時よりも鈍い痛みが、ミズナの内部に走る。

「ああああああっ!」

痛い。
身体が壊れそうなほど痛い。
だが、感じる。
自分の中に、何かがいるのを感じる。
それは今は忌まわしいものかも知れない。
だが、自分を幸せに導いてくれる。
そんな気がする。
感じるのだ。

「あっ、あっ、あっ、ああっ…」

ミズナは喘ぎつつ、腰を上下に動かす。
たっぷりと濡れていたので、痛みはすぐに薄らいだ。
やはり女の身体というものは、どんなに大きな逸物であっても受け入れることができるのだ。

痛みと入れ替わりに、快感が押し寄せてくる。

巨大な桃太郎の陽根は、腰を落とすたびにミズナの子宮口に突き刺さる。
子宮全体を揺さぶられて、そのたびにミズナは達した。

「こ、こ、こんなので私をイカせようとか…か、か、考えが甘いですよ…!」

何度も達してすでに頭の中は真っ白だ。
ものを考えることなどできなくなっている。
だが、酸欠の金魚のように口をパクパクさせながら、ミズナはこう言い始めた。

厳しい修行の果てに会得した、「メスガキの秘術」が自動的に発動したのだ。

「そ、そんな粗末なちんちんで、私がイクわけないでしょう!」

0.5秒ごとにイキながら、ミズナは言う。

「ざぁこ、ざぁこ、ざこざこのよわよわちんちん…!できるもんなら、私をわからせてみなさいっ!ヤれるもんならヤッてみなさい…あっ…」

言いながらミズナの腰は上下左右にぐりぐりと動きつつ桃太郎の陽根を呑み込み、多量の愛液とともに吐き出す。

すでにミズナの理性は消え失せている。
無意識のうちに桃太郎を嬲るセリフを話し、全身を動かして女の快楽を感じ取っている。
「わからせられてる」のは実はミズナの方だった。

桃太郎はしようと思えば、自分の陽根のあの呪われた場所から引き抜き、逃走することができたはずだ。
いや、抜いた陽根を、自分が好む菊門に突き入れることも可能だった。

だがそれができない。
忌まわしい女の亀裂の中にいるのに、心地よいのだ。

桃太郎はついさっきまで童貞だったが、男の尻は無数に貫いてきた。
そのどれよりも、今自分に跨っている生き物のこの場所は心地よいのだ。

意識を失い、ただ腰を動かし感じるだけになったミズナの感覚が、桃太郎に伝わってきていた。

ミズナの快感が、そのまま桃太郎の快感となる。
なんだこれは。
どうしてこんなに気持ちがよいのか。
この生き物もどうやら気持ちがよいようだ。

いつしか桃太郎も、腰を動かし始めていた。
ぱちゅんぱちゅんという水音が、桃色の空間に響き渡る。

理性を飛ばしたミズナの快感を共有しつつ、桃太郎は自分の頭にかかっていたもやが、徐々に晴れていくような感覚も覚えた。
(俺は誰だ。今、何をしている)
ナニをしています。

(この生き物はなんだかよくわからない。だが、全力で俺を気持ちよくしている。そして自分も気持ちよくなろうとしている)

ぱちゅんぱちゅん。

(ああ…なんだろう…よくわからない…だが…俺は…この生き物が…愛おしい…)

その刹那。

死んだ魚状態だったミズナの瞳に、かすかな光が戻った。
その唇が動き、言葉を形作ろうとしている。

「すぅ」
(すぅ?)

「すぅきぃーーーーー!!」
「お、お、お、俺も!」

桃太郎は、さっきから自分の中に溢れてきた感情の正体を悟った。
そして、叫んだ。

「俺も好きだーっ!!!」

桃太郎の言葉に貫かれるように、ミズナは背骨が折れるほどにのけぞり、激しく痙攣した。
これまで感じていたものより何十倍も強いアクメが、彼女の全身を包んだ。
同時に、桃太郎もおびただしい精液を放出していた。

ミズナは桃太郎(だったもの)の胸に崩れ落ち、桃太郎はミズナを抱いた。
二人はそのまま、しばらく動かなかった。
異形の精を放出し尽くした桃太郎は、やがて気を失った。

「はっ」

数分に渡るオーガズムの波が引いていき、ミズナは我に返った。
腟内からはすさまじい量の精液がこぼれ出していた。
そして自分の脚の下には優しそうな青年。

「勝った…の…?」

いや、勝ち負けの問題ではない。
とミズナは首を振った。
自分はただ感じただけだし、桃太郎はその感覚を共有しただけだ。
その結果最高の快楽を感じあえた。
もう二人の間に争うべき理由は何ひとつない。

少し離れたところに、タカナがいる。
今のミズナと同じように、満ち足りた顔をして優しそうな青年と寄り添って寝ている。
彼女もやはり、桃太郎と「感じあえた」ようだ。

「か、カラシナは…」

ミズナはきょろきょろとあたりを見回した。
と、その瞬間、なにかが自分の頬をかすめるようにして飛んでいった。
それはどさりという音を立ててミズナの後方に落ちた。
カラシナの身体だった。

「!」

カラシナは気を失っているようだ。
外傷はない。
単に投げられただけなのだろう。
桃色の空間の中は桃の実同様柔らかいので、桃太郎の力で投げつけられても、死んでしまうようなことはないらしい。

だが。

「GRUUUUUU!!!!!」

音のする方向に振り向いたミズナの目前に、最後の桃太郎がいた。
これも真祖だ。

桃太郎は、すべての眷属を失い、今また自分に最も近いものを失ったことで、激怒していた。

自分の力さえ奪われかけた。
なんという不快感。
かくなる上は、いつもの「穴」を使い、力を補充するしかない。

桃太郎はそう思った。
いつものとは違い、呪わしい穴も持っているこいつらで、力が取り戻せるかどうかはわからない。
だが、こいつらにも同じものはついている。
ならば。

ミズナは、桃太郎が考えていることがなんとなく理解できた。
あれは私の尻を犯すつもりだ。

(どうしよう。尻ではなくアソコで咥えこんで、また射精させようか)

だがそれは無理な話だった。
本来の自分が持っている以上の力を振り絞った(絞られたのは桃太郎の方だが)ので、もう立つことすらできない。
というか腰が抜けた。

「グァアアアアアアア!!!!」

最後の桃太郎が咆哮し、ミズナに飛びかかろうとする。
ミズナは思わず目を閉じた。

(私、お尻の処女を、奪われちゃうんだ…)

だが、いつまで経っても、ミズナの身体が桃太郎の巨体に押しつぶされることはなかった。

「?」

ミズナが目を開ける。そこには…。

「大師匠様!」

ミズナのすぐ前を、スライディングするように滑り込んできた桃壱が、覆いかぶさろうとしていた桃太郎の身体を止めていた。
もちろん、桃壱の秘部は桃太郎の陽根をがっちりと咥えこんでいる。

「待たせてすまなんだ、ミズナ。そして、ようやった」

ミズナは理解した。
先程聞こえた声は、やはり大師匠の声だったのだ。

ミズナたちがこの空間に飛ばされた時、実は桃壱はすぐ近くまで来ていた。
そのため転移に巻き込まれ、この空間にやってきていたのだ。
ただし、始点が微妙に違っていたため、飛んだ先も異なっていた。
桃壱には事態がよく飲み込めなかったが、ミズナの念話を聞き、自分の教え子たちの居場所と、彼女たちがピンチであることを理解し、ここへやって来た、というわけだ。

「さあここからは私が相手だよ、お兄ちゃん」

桃壱は甘ったるい、舌足らずの声を出した。
ミズナが見ると、豊満なバストの20代女性に見えたはずの桃壱が、自分と同じか、やや年若ぐらいの少女に変化している。
もちろん、そのバストは平坦だ。

「お兄ちゃんっておちんぽ大きいみたいだけど、せっくす下手くそだよね。童貞なの?」

童貞である。
だから桃太郎なのだ。
もちろん桃壱はわかって言っている。

「ふぅーん、そんなにおっきい身体してるのに、童貞なんだぁ。きっも~い」

「ウガァアアアア!」

桃太郎はただ咆哮した。
だが、自分が言葉で嬲られたということは、わかったらしい。

「ほらほらぁ。ちゃんと腰動かして。私をわからせるんじゃなかったの? そんなだったら、私から動いちゃうよ。お兄ちゃん、こんなちっちゃな子に犯されちゃうんだよ」

「ぐぁ、ぐぁ、ぐぁあああ」

「やだぁ…喜んでるんだぁ、ちっちゃな子に無駄におっきなちんちん咥えこまれて、ぎしぎしされて感じてるんだぁ。きっもぉい。キモすぎるわこのざこちんちん」

「ぐあ!」

桃太郎は変わらずぐあぐあ叫んでいるだけだが、ミズナにはなんとなく嬲られて喜んでいるように思えた。
実際のところは…その通りだった。

「ほぅらほぅら。ちょっとは腰を動かしてみればぁっ、動かしてもそんなざこちんちんじゃ感じないんだけどぉ…んあっ」

桃壱が小さな叫び声を上げる。

「な、なによっ、い、いきなり腰を動かし始めて…わ、私を逆にわからせようっていうの? い、いい度胸だわっ…う、受けて立ってやるんだからぁ…ざ、ざこちんぽ、ざこちんぽぉっ」

桃太郎の腰の動きが、次第に速くなり、桃壱との攻守が交代する。

「んはぁっ、あっ、い、いやぁっ、だ、だめ、だめよっ、そ、そのざこちんぽ動かすの…や、やめてっ、あっ、いいっ、いやよくなんかない…いいっ」

桃壱は口からよだれを垂らし、桃太郎のなすがままにされている。
桃太郎は夢中になって、腰を振って桃壱の中から快楽を貪ろうとしていた。

「……」

ミズナは、それを黙って見つめている。
「ミズナ?」

目を覚ましたタカナが、ミズナの方を見る。
(大師匠様を助けなくていいのか)という無言の問いに、ミズナは首を振った。

(女の性器を何より忌避する桃太郎が、夢中で女陰を求めている。これは…)

メスガキの秘術中の秘術。
「わからせからの逆わからせ」である。
自分優位の立場から知らず知らず攻守を逆転させ、ヘタレて相手にわからせられる。
ヘタレつつそれでも全体では自分が主導権を握るという、究極の後の先。

「あああっ、いやぁあっ、ゆ、許してっ、わ、わかったぁ…わかったからぁ…」

桃壱は今や桃太郎に犯され放題になっているように見える。
だが、桃壱の腰は常に桃太郎の突き上げる男根をずっぽり呑み込める位置を外さず動き、挿入後はピストン運動に合わせるようにして快感をさらに増やすようにしている。

(自ら感じつつ、相手をその倍感じさせている)

「わかったって言ってるでしょぉ…やめてぇ、わかったからぁ…!ああっ、い、イッちゃうぅ、イッちゃうのぉおおお!」

叫びながら桃壱は達する。
もちろんその瞬間桃壱の膣口はこれでもかとばかりに桃太郎の逸物を締め上げ、しめやかに激しく射精させた。

数分の後、この桃太郎も無害化された。
 

エピローグ


かくしてすべての桃太郎は退治され、鬼たちは鬼ヶ島に戻った。一応衣服を着て。
無害化された桃太郎はその後数回「抜かれ」、優しい青年からショタにクラスチェンジさせられた。

「ミズナ」
「なんですか大師匠様」

先を歩くミズナに、桃壱が声をかけた。

「世に伝わっている桃太郎の話を知っているか?」
「知っていますよ。桃太郎は鬼ヶ島を征伐して財宝を持ち帰るんでしょう?」
「我らは逆に桃太郎を退治したわけだが…財宝は持ち帰れなかったな」

桃壱が、笑いをこらえたような表情で言う。

「いいえ大師匠様」

ミズナは、連れ歩いているショタの手をぎゅっと握って、桃壱に答えた。

「愛という財宝をたんまりといただきました」

師匠と弟子は笑いあい、それがともに歩む一行全員に広がっていった。
 

目指せ大当たり!!オナホガチャ

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