商品説明

「みくらのコレ知ってんぐ?」とは 毎月発売される大量の商品の中に埋もれてしまった逸品を掘り当てて紹介していくコーナーです 月2回程度の更新を予定しております

30　オナホは僕らの手のなか

オナホと書いて未来と読んでくれると嬉しいみくらです。

今回はちょっと長くなりそうなので数回に分けて書こうと思ってる。
そして商品の紹介ではない。このコーナーの趣旨と違ってごめんね!

さて…

長いことこの業界に身を置く天狗はね、そりゃもうオナホールが大好きなんだ。


出会いはもう十数年も昔のこと。

エレベーターが開くと、そこはオナホールの倉庫だった。
日常では感じることのないケミカルで甘い匂いが鼻をつく。
所狭しと並んだ色とりどりなイラストや、にこやかな女性の顔のパッケージがキラキラして見えた。

「私は、ここで働くんだ!」

都内にあるアダルトショップで働き始めた私は、毎日が楽しくて仕方がなかった。
『女だから』とレジに立たせてもらえなかったので、倉庫番の仕事がメインだった。
(当時はお客様からのナンパもつきまといも聞くところ結構あったようで、業務に支障が出るからという配慮だったと思う)

今とは違い、どのオナホールも油がすごくパッケージに油がしみてしまう事なんてザラだったし、オナホールの匂いもくさくて当然だった。
それでも日々たくさん売れてゆくオナホール。大量に入荷されるオナホール。
小型ホールもたくさん種類があったし、カップホールも人気。
今ではあまり見ない透明なクリアなオナホールも種類豊富だった。

私には使えないオナホール。男性だけの楽しみ。憧れでしかなかった。
商品を陳列しながらパッケージを見ると、キャラクターの簡単な設定が書いてあったり、お決まりの淫語が並んでいる。夢中になってパッケージを読んだ。たくさんのメーカーを覚えるのは苦ではなかったし楽しくて仕方なかった。
今ほど、メーカーごとに特徴があるわけでもなく各社が色んなものを出していたような記憶がある。

そのうち、オナホールの匂いを嗅ぐだけでいやらしい気持ちになってしまう体になった。

「オナホール=男の人がパンパンなおちんちんをぶちこむ=すごくえっち!やったー!」って頭だったから、
もう一日中いやらしい気持ちのまま働いていた。

今はさすがに慣れてしまったし、もうそんなことはないのだけれども。
それでも造形的にいいオナホとかオナホにディルドを入れてピストンしてる動画とか見ているとムラっとくるものがある。

誰のことも傷つけずに、おちんちんを気持ちよくできるオナホールってすごいなと思っていた。
だからって「よし!私もオナホールになろう!」だなんて、当時は微塵も思っていなかったんだけれど…(物理的にも、性的な意味でも)

でも、オナホールになっちゃいましたね。
昔からのホッパユーザーさんにはお馴染みかもしれません。

「みなさんはじめましてのほっぱっぴ～☆みくらですぅ＼(^o^)/」

(現在廃盤ですが、リニューアルを目指して試行錯誤してます)


私は、たくさんの種類があって、様々な人のムラっとした気持ちに応えられるオナホが
とても大好きなんだ。


※ちなみにこのオナホールは製品化されていないオーガブラックのクリアバージョン。
試作品だったようです。
でもやっぱりしっかり硬い。
こうやってみるとちゃんと内部構造あったんですよね。
まぁ挿入できないから何も意味はないんですけども。


続く