【目次】 オナホールコラム(イラストをクリック!)

解説

以前「オナホールとは」で、オナホは「あたかも女性器に挿入しているかのような快感を得るための」グッズと記した。

そう書くと、オナホは全部女性器と同じ感覚が得られる、と思うかもしれない。

確かに膣の内部を再現した「名器の品格」「名器の証明」シリーズのように、女性器への挿入が疑似体験できる商品も多い。
しかしオナホは女性器の再現だけではなく、千差万別であることを知ってほしい。
 

だが、ほとんどのオナホールの内部は、イボorヒダ、あるいはその混合によってできている。
それらをどのように配置するか、そして素材が硬いのか柔らかいのかによって挿入感は全く異なる。
また「TENGA」などのカップホールには、幾何学模様のような内部構造が採用されている。
 
これらは女性器への挿入に似せるのではなく、突起や締め付けの刺激をいかに明確に感じられるかに重きを置いて作られている。
つまり、<オナホらしい・オナホでしか得られない刺激>を探求しているのである。

したがって、オナホによっては女性器へ挿入するよりも気持ち良く感じることもある。

多くの男子は、セックスとオナニーが別物ということは理解しているはずだ。
オナホはオナニーをより気持ち良くするためのグッズなのだから、女性器には女性器の、オナホにはオナホの気持ち良さがあると考えれば分かりやすいのではないだろうか。

身も蓋もないことを言えば、女性器が良いかオナホが良いかは人によって様々としか言いようがない。


実は、オナホにはもうひとつの機能がある。

床に性器を擦りつける「床オナ」に典型だが、強い握力や特殊な体勢でオナニーし続けると、ゆるやかな膣の締め付けや刺激では射精できなくなる男性がいる。

オナホの中には「床オナ式名器」なる商品がある。 この商品は、床オナの要領で使用するオナホ。

いきなり体勢を改善することは難しくとも、これを使用することで床に擦り付けるという強い圧力を軽減することができる。
いわばオナホは、性機能障害を改善するリハビリの一貫という役割もあるのだ。


オナホは女性器への挿入感を擬似再現したもの、とだけ捉えているとその可能性を狭めてしまう。

だからこそ、まずは使用あるのみなのだ。(ふじ)