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hop73-bungaku

【オナホ文学】 佐藤のアナル is revived

販売価格(税込):
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 1P=1円として次回より使用可能
商品概要
オナホの世界観をより楽しめる「オナホ文学」の世界へようこそ
商品登録日
2021/07/13

商品スペック

その他 原作:ホットパワーズ
執筆:0310

オナホ文学とは


 

「オナホ文学」とはオナホールに込められた世界観をより楽しむために製作された大人の文学です。

小説?ラノベ?芸術?
いえ、オナホです。
熱可塑性エラストマーです。
大人が作りたがる定義なんて原材料と一緒に加熱してしまいましょう。
 

【今回の対象品】

佐藤のアナル is revived

はじまり


カチッ



チチチ……ボッ



20xx年6月某日。午前7時。晴れ。
男は眠たい目をこすりながらヤカンを火にかけた。
水が沸騰するまで数分かかるだろうか。男はぼんやりと考えた。
顔を洗い歯を磨く。ようやく目が覚めた頃にはお湯が沸いていた。
カーテンを開けて陽の光を浴びる。同時に尿意が目覚めた。
尿意に気が付くと何か行動しようという余裕がなくなった。
一刻も早くトイレに行き放尿しなければいけない。
「朝一の放尿ほど気持ちの良い行為はないからな」
男は独り呟くとそそくさとトイレに向かった。

言葉では余裕を見せているが膀胱は破裂寸前だった。
『朝一の放尿ほど気持ちの良い行為はない』
この言葉には大きな意味があった。
気持ち良く感じるのはトイレで放尿できた場合のみだ。
失敗してしまうと気持ち良くはない。むしろ気持ち悪い。
朝から床を拭き、パンツを洗わなければならない。
男はめんどうな事案を避けるためにも急いでトイレに向かった。
今日はしっかりトイレで朝一の放尿ができるのだろうか?
ちなみに上半期の戦績は3割5分である。
だいたいトイレに辿り着く前に膀胱が限界を迎える。
しかし男は前向きだった。失敗してもクヨクヨしない。
「まあ!そんなこともあるよね!」と強がって笑うのだ。


無事に床掃除と洗濯を終えたところ腹の虫が鳴いた。
時計の短い針は8を指している。長い針は12だ。
「もう8時か。次は9時。いよいよか…」
独り言を吐き出しながら朝食のメニューを考える。
戸棚に食パンがあった気がする。しかし気分が乗らない。
男がいま食べたいメニューは食パンではなかった。
「昨日もパンだったからなー。ちょっとなー?」
相変わらずの独り言だが男はそんな朝の時間が好きだった。
戸棚の食パンを確認すると賞味期限は今日まで。
残り2枚。朝食にはピッタリの枚数が残っていた。
「ちょうど良いけど明日まで頑張ってもらおう」
そう言いながら食パンをそっと戸棚に戻した。
食パンは何を頑張ればよいのだろうか。



暗い戸棚の中。食パンは考えていた。
(自分たちに何ができる?たった2枚の食パンに何ができる?)
食パンは考えた。自分たちが生まれた理由を。存在する価値を。
『頑張って』という力強くも投げやりな言葉の意味を考えた。
食パンが答えを出すまでにそう時間はかからなかった。
数分、いや。数十秒ほど考えて食パンは答えを導き出した。
正解か不正解かはわからないが。たしかにそれは答えだった。

1枚の食パンが渇いた声で囁いた。
「たったの数十秒じゃ、俺たちは焼けないぜ?」
もう1枚の食パンはその言葉を大きな耳で聞いていた。
言っている意味はさっぱりわからなかったが深く頷いた。

食パンたちが出した答えは『復讐』だった。
人間に恨みはなかった。だがそれが正解だと感じた。
そして食パンは答えを出したことが成功体験になった。
経験は自信に繋がり、より一層復讐の念を強めた。
心に火が付いた食パンたちを止める者はいなかった。
その勢いだけで世界を変えられる気持ちになった。
「燃え滾ってきたな!焦げちまいそうだ!」
1枚の食パンは高らかに叫んだ。どうやら熱血漢らしい。
もう1枚の食パンはやはり黙って頷いていた。
2枚のバランスは完璧だった。猛烈な勢いと冷静さ。
向かうところ敵なし。誰が見てもそう思えた。



―――いま、食パンの旅が始まろうとしている―――

 

誕生


時を同じくして都内某所。
中野区は密かに大学誘致事業を進行させていた。
都市開発や区画整理などいろいろな話題があった。
中野駅周辺が変わろうとしている。風が予感させた。

北口を出て賑やかな中野サンモール商店街を通り抜け、
ちょろちょろっと歩いたところにその店はあった。
ホットパワーズ中野店だ。とても狭い、夢が溢れる店。



ホットパワーズではおじいさんとおばあさんが働いていました。
おじいさんは2階の作業部屋で品出し、梱包&発送作業を。
おばあさんは1階レジで店番&通販業務をしていました。
平和な時間が流れていましたが2階から呻き声が聞こえてきました。
「ううう、おばあさん!!おばあさん…ううう!!!」
おばあさんはとてつもなく狭い慌てて階段を駆け上がりました。
作業部屋の扉を開くとおじいさんが倒れているではありませんか。
おばあさんは尋ねました。「おじいさん、どうしたんだい?」
おじいさんは呻きながらパソコンの画面を指差しました。
パソコンを見ると『nihongogautenai』と入力されていました。
おばあさんは少し安心した様子で息を吐きました。
「こういう時は一度再起動させると直ることがあるんだよ」
そう言っておじいさんを起こしながらコンセントを抜きました。

バチバチバチバチ……バンッ

おばあさんがコンセントを抜いた瞬間、店内の電気が消えました。
BGMもエアコンもレジも1階のパソコンもトイレの換気扇も。
電気を使う備品のすべての電源が切れてしまいました。
おじいさんは目を丸くしながらおばあさんを見ていました。
すると電源が落ちているはずのパソコンモニターが光りました。
ぼんやりと人の形をしたシルエットが映し出されました。
『ザザザ…ガガ………エルカ?……聞コエルカ…?』
モニターに映る人のような形が何か話かけています。

おじいさんとおばあさんは震えながら肩を抱き寄せました。
いつ以来でしょうか。久しぶりに二人は温もりを感じました。
いつの日からか抱き締め合うことがなくなった二人。
お互いの温もりは身体だけではなく心まで温めました。
気が付けばおじいさんの股間は固く、熱く怒張していました。
もちろんおばあさんの股間もじんわりと潤っていました。

「ちょっと…熱くなってきちゃった…」
おばあさんは羽織っていたカーディガンを脱ぎました。
季節は6月。エアコンが止まった部屋と肌着のおばあさん。
股間が膨らんでいるおじいさん。モニターに映る謎の人。
近所のスリーエフ。ホットスナックは山賊焼きがオススメです。
ジューシーなチキンに粗挽き胡椒。ワイルドな味付けが絶品。
お持ち帰りで温め直しても美味しく食べられますが、
やっぱり焼きたてをスリーエフの前で食べるのが一番。
おやつにもおかずにもピッタリ。小腹も満たせて大満足。
山賊焼きのCMでした。ご清聴ありがとうございます。
CM中におじいさんとおばあさんの営みも終わったようです。
ご無沙汰のお二人でしたが熱いひと時を過ごせました。

冷静になった二人はモニターに映る人影を思い出しました。
『オ疲レ様デシタ。ソロソロヨロシイデスカ?』
おばあさんは胸を隠しながら話を聞きました。
おじいさんはタバコを吸いながら眠そうにしています。

『“佐藤のアナル”ヲ作リナサイ』

おばあさんは聞き馴れない言葉に困惑しました。
「それはなんですか?セルフプレジャーアイテムですか?」
モニターに映る人影が少し微笑んだように見えました。
おばあさんは(なるほど…)と、心で理解しました。

『アリガト。二人ヲ素敵ナ姿ニ変エテアゲマスネ。』

その言葉を最後にモニターは光を放ちやがて爆発しました。

二人が目を覚ますと店内の電気が復旧していました。
しかし二人の身体には違和感がありました。
なんと、二人の身体が合体して一人になっていたのです。
身長およそ190cmほどの細身の男の姿でした。
声にも変化がありました。低く太く響く声になっていました。
二人の身体が合体したということは心はどうでしょうか?
実はさりげなくナチュラルに心も一つに合体していました。
おじいさんでもおばあさんでもない新しい心の誕生です。



身長の高い細身の男は自身を『とくっち』と名付けました。
心は一つになったのでスムーズに新しい環境に慣れました。
しかし身体の操縦にはまだ慣れません。身長が高すぎたのです。
日々働いていたホットパワーズがとても狭く感じました。
作業部屋に出入りするたびに頭を強打してしまうのです。
彼が最初に行った仕事は出入り口に緩衝材を貼ることでした。



時を経て数日。今日も頭を打ちつけるとくっち。
頭部に痛みが走ると思い出すあの言葉。

『“佐藤のアナル”ヲ作リナサイ』

“佐藤のアナル”とは一体どのような物だろうか。
セルフプレジャーアイテムということだけはわかっている。
しかしやはり謎が多い。どうやって作ればよいのだろうか?
そして作ってどうするのだろうか。どんな意味があるのか。
確認しようにもあのモニターにはもう人影は映らない。

毎日どれだけ頭を打ちつけても答えは出なかった。
やがてとくっちは作る意味というのを考えることはやめた。
意味なんていらない。理由なんてなくてもいい。
失敗してもいい。いつか答えに辿りつけるだろう……




―――とくっちの果ての無い挑戦が始まった―――
 

そして伝説へ


数年後。世界は食パンに支配されていた。
2枚の食パンが一夜にして西日本を制圧。
神戸を支配しフランスパンの軍隊を形成した。
そこから目にも止まらぬ早さで関東、東北を壊滅させた。
歴史に残る『列島片焼き事件』である。
食パンは拠点のある近畿地方から北側を焼いた。
世界を支配するのに日本の南側だけ残せば充分であった。

食パンの同盟国であるフランスは強かった。
鋼のフランスパンは盾にもなり剣にもなった。
隣国を陥落させ大陸全土を焼き払う。
食パンはフランスパンの強さを知っていた。
そして同時にフランスパンの弱さも知っていた。
フランスは鉄壁の守りの内側は脆かった。
些細な内紛でもあればあっという間に崩れる。
このことまで食パンは知っていたのである。
早々に同盟関係を築いたのはこのためだった。

イギリス、ロシア、アメリカを制圧した後、
食パンは内側からフランスを壊滅させた。
すべてが計算通り。食パンは世界を支配した。


しかし食パンの世界も長くは続かなかった。


中野区に住む『とくっち』と呼ばれる男が世界を変えた。
『とくっち』は“佐藤のアナル”を開発し続けていた。



試作に試作を重ね、いくつもの“佐藤のアナル”を生み出した。
そのうちの一つ“佐藤のアナル(仮)”の内部にカビが大量発生。
カビは瞬く間に食パンの身体に悪い影響を与えていた。
もちろんフランスパンも例外ではない。
大量のカビは食パンを介して世界に繁殖した。

カビの発生から数ヵ月。世界に蔓延る食パンは滅んだ。
同盟国のフランスも食パンに利用されていたということで、
他国から執拗に責められることもなく事態は収束へと向かった。



※当時、救われつつも被害にあった者が語った貴重な資料がある。

干し柿「あっという間でしたね、食パンたちがバタバタと倒れていきました。
我々干し柿もカビは苦手なんですが、意志を持った食パンのほうが厄介でしたから。
当時は『カビ、頑張れー』なんて応援したもんですよ。ははは。」

記者「干し柿さんは大丈夫だったんですか?」

干し柿「ダメでしたね。家族も友人もカビてしまいました。
だけどね、なんとか生き残った者たちでやり直そうって。
食パンから解放されたらまたスタートしようって励まし合いました。」



記者「なるほど。では最後に“佐藤のアナル”に一言お願いします。」

干し柿「何度失敗しても立ち上がる姿に感動しました。
いま、こうして我々が笑っていられるのも“佐藤のアナル”のおかげです。
ありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします。」

記者「ありがとうございました。」




カビの発生源である“佐藤のアナル”の現在は不明である。
試作段階だった“佐藤のアナル”は完成したのだろうか?
真の“佐藤のアナル”があるとすれば、それは相当な価値になるだろう。
そして“佐藤のアナル”を開発した『とくっち』の消息も不明のままである。

しかし人々は『とくっち』と“佐藤のアナル”に感謝している。
姿を見た者はいないが神と崇める者もいるとかいないとか。

もしかしたら、あなたの街にいる身長の高い男が『とくっち』かもしれませんよ。



~お・し・り~
 

目指せ大当たり!!オナホガチャ

※各種割引サービスの対象外品となりますのでご了承下さい※

この商品に対するお客様の声

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  • とてもよかったです

    2021/07/14 投稿者:ゆかりさん おすすめレベル:★★★★★

    話が飛び飛びじゃないですかーヤダー、と思うなかれ、ちゃんと読めば応えてくれる、そんな作品でした。
    朝のくだりは誰しも皆経験のあることではないでしょうか。
    佐藤さんの書かれる文章は、一見「そうはならんやろ」と思いがちですが、不思議と笑いながら読んでいると没入してしまう不思議な魅力があります。本作もそうです。
    あるある、そうはならんやろ、おじいさんとおばさあさん…人によって心に留まったところはさまざまでしょうが、皆の心に何かしらを残すのが佐藤さんの魅力です。
    「佐藤のアナル ザ リバイブドゥ」を横に読むとより没入感が増します、合わせてどうぞ。