人気のアナニー指南書に待望の続編!!
ドライオーガズムに達する精神を解説

2009年11月に発売された、初心者のためのアナニー指南本の続編です。

文章だけでなく図説や萌えイラストをふんだんに使用し、
さらに漫画でも説明するという趣向を凝らした一冊。

某密林で爆発的に売れた前作は、
「アナニー」という言葉を広めることになりました。

刊行から5年以上が経過した今でも、
「性風俗」カテゴリーで根強い売り上げ。

ホッパでも書籍の中では「ゆっくりしていってね」と双璧を成す人気です。


さて、気になる続編の内容は、
基本的には前作の内容をおさらいする感じです。

前作を購入してアナニーにチャレンジしたけれど、
どうもうまくドライオーガズムに達することができなかった……

そんな方に送る、アナルの仕組みやアナニーを楽しむための心構えが説かれています。

第1章「あなたは間違っている?!」
第2章「なぜ感じるのか 知識の必要性」
第3章「快楽に近道はない」

がそれに当たります。


で、後半部分はドライオーガズムに欠かせない「エネマグラ」(「アネロス」)の解説と、
道具はおろか手すら使わず絶頂に至るという、
「エナジーオルガスムス」の説明になります。

第4章「道具を利用する」
第5章「アネロス(エネマグラ)」
第6章「進化し続けるアネロス」
第7章「エナジーオルガスム」

後半はこのような構成になっております。


繰り返すと本書は「リベンジ編」と銘打たれているだけあって、
内容は前作と重なっている部分があります。
なので、アナルプレイ中級者〜上級者を対象により踏み込んだドライオーガズムの方法、
といったものではありません。

あくまでもアナニーに達するための心身とはなんぞや?
という精神論が中心になっています。

具体的な基礎知識や方法を求めている方は、
むしろ前作を購入された方が良いかもしれませんね。

でも、「アナルオナニーは少なくとも2時間くらいかかります。逆に言うなら、
2時間という時間をかける余裕がなければアナルオナニーで気持ちよくなることはできないということです。」(1章)

といった記述は、通常のオナニーのようにドライオーガズムが体験できると考えがちな方へ、
両者の違いを教えてくれます。

アナニーを十分楽しむ為には、道具を揃えて方法をマスターすれば良いものではない!!
一読すればそういったことが分かると思います。


今作もイラストや漫画を豊富に使用した、分かりやすい内容に仕上がっています。
ただし、前作を執筆されたあぶひゃくさんは今回関わっておりません。

5名による共著となっております。


抽象的なメンタル面からのアドバイスを分かりやすく伝える本作。
ドライオーガズムを一度は諦めてしまった方に、きっと再チャレンジを与えてくれることでしょう。(ふじ)