【目次】 オナホールコラム(イラストをクリック!)

解説

オナホールの特徴を表すもののひとつが、内部構造。

ペニスを挿入する道は、ストレートなのかひねりが加えられているのか。
そしてイボやヒダといった突起が、その道にどのような大きさや間隔で配置されているのか。

内部構造がペニスに与える快感は、この2つのバランスで成り立っている。


当然、無数にある商品毎に道と突起は異なっている。
とはいえ構造別に整理すれば、その数は数種類に大別される。

それぞれの特徴を知っていれば、自分がどの構造に気持ち良さを感じるかが分かる。
内部構造を把握して、オナホ選びの手掛かりにしよう。

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「無次元ホール」について解説した際、ホッパで働き始めた頃は「無次元」が何のことか分からなかったと書いた。
もうひとつ分かり難かったのが「有機体構造」。

「有機体」という言葉そのものを広辞苑で調べると……

①生活機能をもつように組織された物質系。
　すなわち生物を他の物質系と区別していう語。
②多くの部分が一つに組織され、その各部分が一定の目的の下に統一され、部分と全体とが必然的関係を有するもの。
　自然的なものとの類推で、社会的なものにも用いる。

とある。

①の「物質系」とは「有機化合物」のことのようである。

「有機化合物」も同じく広辞苑で引くと、

炭素を含む化合物の総称。
以前は有機物すなわち動植物を構成する化合物および動植物により生産される化合物を、生命力なしには人為的に合成できないものと考え、無機化合物すなわち鉱物性の物質と区別して有機化合物と言ったが、今日では単に便宜上の区別。
炭素の酸化物や炭酸塩などは無機化合物。

とある。


①と②を総合して「有機体」を定義してみると…

規則正しく並んだ部分や細部が連合し連携することで、それら全体がさらなる高次元の統一体として機能し働く機構。

といったところだろうか。

「有機物」でできた無数の細胞が連結して構成されている私たちの身体も、そういう意味では「有機体」ということになる。


さらに「有機体構造」と同じ意味で使われる言葉に、建築用語としての「テクスチャー」もある。

アダルトグッズ関係にも、ローションの粘度について語る時に「柔らかなテクスチャーで」といった使い方をする。

「テクスチャー」とは、「織物の織り方や質感」という意味から派生して、「材料の質感や感触、特徴や表面の様子」を指す言葉とされる。

他にも、どんな材料や素材感で全体を設計するかという、空間設計の概念としても「テクスチャー」が使われるようだ。

さらに、3Dグラフィックソフトで建物やキャラクターなどを描く際にも使われる。
敷材や芝生、壁紙、キャラクターの表面をどんな素材にして質感を表現するか。
木や金属のデータをそれらに張り付けることを、「テクスチャーを貼り付ける」と呼ぶ。


専門用語がたくさん飛び出したが、こういったイメージを「有機体構造」とされるオナホールの内部構造に当てはめてみよう。

「TENGA」や「SI-X」シリーズの内部構造を見ると、単に機械的な見た目、というだけではなく、織物のようにひとつひとつの凹凸が連携して、全体的にひとつの絵のようにシンメトリー(対称性)を形成していることが分かる。

部分が繋がって全体がひとつの生き物や、人工的な建築のように見える構造が「有機体構造」なのである。

多くは一見するとオナホールには見えない、スタイリッシュなカップホールの内部構造に採用されることが多い。(ふじ)

「TENGA」シリーズ			スタイリッシュタイプ
「TENGA ORIGINAL VACUUM CUP テンガ オリジナルバキュームカップ」	「POCKET TENGA　(ポケット テンガ) 」	「TENGA FLIP 0(ZERO)GRAVITY BLACK」	「MEN'S MAX XROSS CLOSE　メンズマックス クロス クローズ(非貫通) 」
スタイリッシュタイプ	ハンドホールタイプ
「YUIRA REVOLUTION REV.3 ユイラ レボリューション 狭穴タイプ」	「シックス タイプシー」	「R-iSM リズム タイプ オルガ」	「未熟な果実」